会社経営には、常に資金が必要です。起業の際、手元の資金が不足し、資金ショートが起こりそうな際や事業拡大のために資金が必要な際など、資金が必要なタイミングは数々あります。
資金調達の主な方法には、「借入」、「補助金の活用」があります。
補助金の活用の場合、返済不要の資金を手に入れることができるなど様々なメリットがあります。この記事では、補助金の申請の流れについてご説明します。
※一般的な補助金申請の流れですので、個別の補助金の申請の流れについては必ず募集要項をご確認ください。

①公募
募集要領に従って必要書類等を準備し、受付期間中に申請書その他の書類を提出します。

②申請
募集要領に従って必要書類等を準備し、受付期間中に申請書その他の書類を提出します。
補助金によっては経営革新計画や事業継続力強化計画の承認の取得のほか、自然災害の被災証明など時々の政府の施策に関連する加点要素により、採択が有利になる場合もあります。

③審査
通常、1〜２ヶ月かかります。
書類審査に加え、面談の二段階審査となることもあります。

④採択決定
採択決定通知が到着します。
ただし、「補助金の交付」は決定していないため、「補助事業期間」は開始していません。そのため、このタイミングでは補助事業を開始できません。

⑤交付決定（契約）
交付申請の内容が精査されてはじめて交付決定（契約）となります。

⑥補助事業期間開始
ここから補助事業期間終了までの経費が補助の対象となります。
期間中は補助事業で発生する経費とそれ以外とをしっかりと仕分けしておく必要があります。領収書の管理、発注等補助金の会計処理には注意が必要です。
補助事業期間中には対象の事業を進めるだけではなく、中間検査などの視察、報告が入る場合があります。

⑦補助事業期間終了
補助事業期間の終了に伴い、定められた様式による完了報告をします。

⑧完了審査
完了報告に基づき審査が行われ、補助金の支払額が確定します。
書類不備等で減額されることもあるので注意が必要です。

⑨補助金受領
指定様式による「支払い請求書」を提出後、指定口座に確定した補助金が支払われます。

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