会社設立の際に、経営や業務をサポートするITツールやクラウドシステム等を導入したいと考えている創業者の方は多いと思います。

通常、ツールやシステムを導入する際にはまとまった資金が必要となりますが、IT導入補助金を活用することで導入にかかる経費が一部補助されます。
この記事では、IT導入補助金の必要書類の種類・準備方法、注意点についてご説明します。

〇必要書類・準備方法
■法人がIT導入補助金を交付申請する場合の必要書類

まず、法人がIT導入補助金を申請する場合の必要書類は以下の通りです。
①履歴事項全部証明書
履歴事項全部証明書とは、補助金や助成金の申請時や銀行融資を受ける際やオフィスを借りる際などに必要になる、法人の登記事項を証明する書類です。この証明書は交付申請日から遡って、3カ月以内に発行されているものでなければなりません。

②法人税の納税証明書（その１またはその２）
法人税の納税証明書は直近分のものに限ります。また、税務署の窓口にて発行されているものに限るためご注意ください。電子納税証明書（納税証明データシートなど）は認められていません。

次に個人事業主がIT導入補助金を交付申請する場合の必要書類についてご説明します。
個人事業主がIT導入補助金を申請する場合の必要書類は以下の通りです。
①運転免許証または運転経歴証明書または住民票
住民票は交付申請日から遡って3カ月以内のものでなければなりません。また、運転免許証は交付申請日が有効期限内であることと、住所変更等の変更があった場合は変更履歴が記載されている裏面も提出が必要となります。

②所得税の納税証明書（その１またはその２）
所得税の納税証明書は直近のものに限り、税務署の窓口にて発行されているものに限られます。電子納税証明書（納税証明データシート等）は認められていません。

③所得税確定申告書B
税務署が受領した直近のものに限り、税務署が受領したことがわかる所得税確定申告書Bのみとなります。

以上が、個人事業主の必要書類となります。個人事業主の場合、旧姓で事業を行っており、①～③の姓名が異なる場合は、姓名の変更がわかる書類を①とあわせて提出する必要があります。

なお、必要書類がそろった後には、
①申請マイページへの招待
②申請マイページ開設
③gBizIDログイン
④交付申請の作成開始
⑤交付申請情報の入力
⑥交付申請情報の入力
⑦SMS認証・提出
⑧審査
⑨採択・交付決定
という順番で手続きを行います。

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